2021/04/30

 「システム思考で地理を学ぶ」については,

本書で登場する思考ツールについて pp.1-6

各国の地理教育でのシステムアプローチの動向 pp.114-120

「ケイパビリティ・アプローチ」については,

地理教育手法の国際的な伝播 -イギリス発オランダ/ドイツ経由の「ミステリー」- pp.183-201


「持続可能な社会に向けての教育カリキュラム ~地理歴史科・公民科・社会科・理科・融合~」については,

ESD/SDGsのための自然地理学習ードイツの教科横断的学習を踏まえてー 57-72

2021/03/21


 

2021/02/26


静岡大学現代教育研究所・同党教育研究会主催
オンライン講演会 ドイツ人学生からみたドイツの教育と教員養成
2021年3月2日(火) 17:00-18:30

マークス・シュプレンガー(ドレスデン工科大学教職課程生(物理・情報))
「ドイツの教員養成と教育システムの紹介」
 
Markus Sprenger (Dresden University of Technology, Teacher candidate)
Teacher training in Germany. Insight into the german educational system.

マークス・シュプレンガー:ドレスデン工科大学の5年生(10セメスター)でギムナジウム教員養成課程生。専攻は物理・情報。現在,「情報教育の国際比較」をテーマに卒業論文を執筆中。

(英語・通訳有)

インタビューのイメージ
・挨拶と紹介

・フレームワーク(枠組み)について
・国指定の教材について(文部科学省の学習指導要領?カリキュラム?情報授業を実施する義務の程度?)
・個別の教材について(各市町でのカリキュラムや教材?教科書またはデジタル教材集?IT企業?その他の影響?)
教師のための教員研修はあるのか?

・アルゴリズムの学習単元:枠組みについて
いつから? (グレード、年齢)、どのくらいの頻度か? (どの学年、中学か高校か)、どの科目で? (教科横断的?)
学習目標は?コンピテンシーモデル?コンテンツを学習しますか?方法論?授業の事例は?
アルゴリズムに対する教師側の理解は十分か?
個人的な感想・評価(できるか?生徒の準備が整っているか?将来を見据えているか?)

・アルゴリズムの具体的な授業(例:授業の導入など)
事前の知識がなくても、どのようにして生徒にトピックを紹介しますか?
・役立つ授業法や、よく使われる方法は?
個人/グループワーク?生徒からのフィードバック?正面または議論?話すか書くか?生徒の自己位置付け? 
・学習教材? (eラーニング、ワークシート、コース...)
・テストと試験について

・まとめと終了の挨拶

2021/02/15

 Stärkung des Fachs Geografie in der Sekundarstufe. Will man Bildung für

nachhaltige Entwicklung im schulischen Kontext stärken, so kann dies insbesondere

über das Fach Geografie gelingen. Entsprechend sollte dem Fach Geografie

in der Diskussion um „wichtige Fächer“ beziehungsweise Kernfächer eine größere

Bedeutung gerade auch bezüglich der zur Verfügung stehenden Stundenkontingente

beigemessen werden.

vbw 2021

2021/02/02

教育

  1. 地質遺産に特化した、教育活動のプログラムはありますか?
  2. UGGp(申請地域)の領域にある学校の先生向けに特化した研修を実施していますか?
  3. UGGp(申請地域)のサイトを、学校による教授法的/教育的な訪問[教員研修や児童・生徒の遠足など]に使用していますか?
  4. UGGp(申請地域)の領域とその特徴を説明するのに特化した教材を作ってきましたか?(リストを示してください)
  5. UGGp(申請地域)の地質遺産を説明するのに特化した教材を作ってきましたか?(リストを示してください)
  6. 地質遺産を、自然・文化・無形文化遺産に結び付けるのに特化した教材を作ってきましたか?
  7. ジオハザードと減災に特化した教育プログラムを実施していますか?
  8. 気候変動に特化した教育プログラムを実施していますか?
  9. 様々な学年の児童・生徒に合わせた教育プログラムを実施していますか?

2021/01/29

 https://www.uni-koblenz-landau.de/de/aktuell/archiv-2019/bessere-entscheidungen-treffen-mit-systemdenken

Probleme lassen sich oft nur lösen, wenn man berücksichtigt, in welchem Kontext sie stehen. Wie man bessere Entscheidungen auf der Grundlage des Denkens in Zusammenhängen trifft, soll ein neues Kursangebot der Universität Koblenz-Landau vermitteln. Die Inhalte basieren dabei auf der Expertise hochrangiger Experten internationaler Organisationen, die zur Kurskonzeption einen zweitägigen Workshop am Campus Koblenz besuchten.

Im Jahr 2016 wurde das Systems Thinking Program gegründet und ausgebaut. Unter der Leitung von Professor Dr. Henning Pätzold (Institut für Pädagogik), Professor Dr. Harald von Korflesch (Institut für Informatik) und durch Beratung von Martin Lees, Mitglied der OECD-IIASA Task Force Systems Thinking, kamen jetzt hochrangige Experten internationaler Organisationen wie der OECD, des Lead Economist Network of the UN oder des International Institute for Applied Systems Analysis (IIASA) für einen zweitägigen Workshop in Koblenz zusammen, um an der Kurskonzeption zu arbeiten.

2021/01/26

 地理教育システムアプローチ研究会編
(山本隆太・阪上弘彬・泉 貴久・梅村松秀・河合豊明・中村洋介・宮﨑沙織編)
システム思考で地理を学ぶ-持続可能な社会づくりのための授業プラン
価  格: 2700円+税=2970円
ISBN: 9784772242202
出版社:古今書院
https://www.amazon.co.jp/dp/4772242201/ref=cm_sw_em_r_mt_dp_aFweGb0YDXC6S

〇書名 社会教育ケイパビリティアプローチ-知識,カリキュラム,教員養成-
〇編著者 志村 喬
〇ISBN978-4-7599-2369-8  C3037
〇定価(本体3,000円+税)
〇A5判 上製 カバー装 オビ付
〇発行日 2021年3月31日
https://www.amazon.co.jp/dp/4759923691/ref=cm_sw_em_r_mt_dp_3YP6B83VXH47Z0Z7H6CQ

書名: 『持続可能な社会に向けての教育カリキュラム -地理歴史公民社会理科・融合-
編著者: 井田仁康
定価: 本体7600円+税=8360円
出版社: 古今書院
https://www.amazon.co.jp/dp/4772242198/ref=cm_sw_em_r_mt_dp_CR8B9N3Q7V3GWSRSV394x

2020/12/17

 平成28年10月 教員免許状更新講習「地域の素材を活用したESDフィールドワーク活動」(伊豆市)

平成29年8月 教員免許状更新講習「わかりやすい気象災害と身の守り方」(静岡市)「地域の素材を活用したESDフィールドワーク活動」(三島市)

平成29年12月 教員免許状更新講習「教育の最新事情」(御殿場市)

平成30年7月 教員免許状更新講習「水害から命を守るための防災教育」(静岡市)

平成30年8月 教員免許状更新講習「わかりやすい気象災害と身の守り方」(静岡市)

平成30年10月 教員免許状更新講習「教員のためのESD実践講座(野外編)」「教員のためのESD実践講座(構想編)」(伊豆の国市)

平成30年12月 教員免許状更新講習「教育の最新事情」(御殿場市)

平成31年7月 教員免許状更新講習「地域と連携して取り組む消費者教育」「水害から命を守るための防災教育」(静岡市)

平成31年8月 教員免許状更新講習「わかりやすい気象災害と身の守り方」(静岡市)

平成31年10月 教員免許状更新講習「教員のためのESD実践講座(野外編)」「教員のためのESD実践講座(構想編)」(伊豆の国市)




2020/09/14

 https://sites.google.com/view/intensiv-shizuoka2020ry/%E3%83%9B%E3%83%BC%E3%83%A0


2020/09/05

2020/07/07

R  1年度   社会10、地歴6、公民12
H30年度 社会6、地歴6、公民8
H29年度 社会4、地歴4、公民11
H28年度 社会6、地歴3、公民6
H27年度 社会9、地歴4、公民7

公民+社会

2020/06/25

大谷海岸にあった石

大谷海岸で静岡大学大学院生の竹林さんと石拾いしました
  • 砂岩
  • 泥岩
  • 礫岩
  • 頁岩
  • チャート
  • 石灰岩
  • 石英
  • 閃緑岩
  • 玄武岩
  • 緑色岩
  • 蛇紋岩
JAMSTEC 砂データ:安倍川(2007)
https://www.jamstec.go.jp/cdex/j/educators/sand/data/06_aberiv.html

2020/03/07


1.なし

2.地球温暖化


3.ジオパーク


4.世界遺産(自然遺産)1




5.フンボルト


6.ウィルソンサイクル

7.火山
https://www2.nhk.or.jp/school/movie/clip.cgi?das_id=D0005400255_00000

https://www2.nhk.or.jp/school/movie/clip.cgi?das_id=D0005401246_00000


8.偏西風


9.熱塩循環


10.氷河時代


11.三角州

12.世界遺産(自然遺産)2

13.バイオスフィア

14.土壌

15.なし

2020/02/12

ドイツの世界遺産におけるジオ系(ダイレクトにジオが対象となっているもの)

https://www.compathy.net/magazine/2016/03/03/introduction-of-40-world-heritage-in-germany/4/

ワッデン海(Wadden Sea)
※クックスハーフェン・ワッデン海ビジターセンター
住所:Hans-Claußen-Str. 19 Cuxhaven 27476Germany
電話番号:+49(0)4721-28681
営業時間:
(4月~10月)月〜木 10:00〜18:00、土・日 12:00〜18:00(11月~3月)月~金 10:00〜16:00、日 12:00〜16:00
休日:(11月~3月)土曜日
ホームページ:http://www.cuxhaven.de/staticsite/staticsite.php?menuid=98&topmenu=98
メッセル・ピットの化石地域(Messel Pit Fossil Site)
※ビジターセンター
住所:Roßdörfer Straße 108 D-64409 Messel
電話番号:06159-71759-0
営業時間:10:00~17:00
ガイドツアー:(月)11:30、15:30(木)15:30(金)11:30~13:30
ホームページ:http://www.grube-messel.de/
カルパチア山地のブナ原生林とドイツの古代ブナ林(Primeval Beech Forests of the Carpathians and the Ancient Beech Forests of Germany)
※ヤスムント国立公園(Jasmund National Park)
住所:Stubbenkammer 2a, 18546 Sassnitz
電話番号:49-38234-5020
ホームページ:http://www.nationalpark-jasmund.de/
ライン渓谷中流上部(Upper Middle Rhine Valley)
住所:Rhine Gorge, 56329 Sankt Goar
フェルクリンゲン製鉄所(Völklingen Ironworks)
住所:Rathausstraße 75-79, 66333 Völklingen
電話番号:49-6898-9100100
営業時間:10:00〜18:00
休日:12/24、12/25、12/31
ホームページ:http://www.voelklinger-huette.org/
ランメルスベルク鉱山と古都ゴスラーとオーバーハルツ水利管理システム(Mines of Rammelsberg, Historic Town of Goslar and Upper Harz Water Management System)
住所:Rammelsberger Bergbaumuseum Bergtal 19 38640 Goslar
ムスカウ公園(Muskauer Park)
住所:Bad Muskau,Germany
電話番号:49-35771-630
ホームページ:http://www.muskauer-park.de/

Naturwunder in Deutschland – diese 16 schönen Landschaften in Deutschland wirken wie aus einer anderen Welt

https://www.voucherwonderland.com/reisemagazin/naturwunder-in-deutschland/

ハンス・カール・フォン・カルロヴィッツ

"持続可能性"とは自然体系における固有種の保護ならびに生態系の自己再生能力の保護を目的とした資源利用に際する行動原則の一つであり、ハンス・カール・フォン・カルロヴィッツ(1645-1714年)によって、木を伐採する場合その森の持つ再生能力を超えて伐採してはならないという森林経済における論として提唱されました。彼の各々の自然体系は壊されずに長期的な視点に基づき保持されるべきという考えはこの分野における礎となっています。

最もよく用いられる定義としては、国連におけるブルントラント報告(1987年)の「持続可能型成長とは次世代を現世代の資源消費によって困窮に晒さないこと、また、現世代より次世代がより大きな果実を手にすることできるようにする社会的取り組みである」が挙げられます。この定義から持続可能性(持続可能型社会)とは現代だけではなく次世代も含む未来を見据えた成長を目指す概念であるということができます。
https://www.vorwerk.co.jp/special/cat531/german-lecture-102.html


リオ会議や京都会議などにより近年注目されるようになった持続可能性という概念は、300年ほど前にザクセン鉱山の総監督であったハンス・カール・フォン・カルロヴィッツによる『経済的森林開発』という林業に関する文献にすでにみうけられるというのである。この本のなかで、カルロヴィッツは、持続可能性の実現のためには、経済が共同体の「福利」に資するものとなること、「恵みぶかい自然」を大切に扱うこと、将来の世代に責任を負うことの三つが必要であると指摘し、この思想は今日的にも非常に重要な意味を持つと紹介した。この後、経済学者としての素養やザクセン州首相としての経験に基づいて語られる環境・エネルギー問題への知見はカルロヴィッツの思想に共鳴するものとなる。

ザクセン州は旧東ドイツのエネルギー生産の中心地であったこともあり、土壌、河川、大気の汚染は深刻な状態にあり、次世代への配慮も環境保護の姿勢も皆無だったという。しかし、ザクセン州は1990年代から環境分野における劇的な改善に成功し、首相はそのことを誇らしく語りかけた。その過程では政治が行った必ずしも選挙民には喜ばれないような決定が成功の要因となったという自負があるからであろう。1990年以来、ザクセン州はCO2排出量は半分以上削減する一方で、太陽・風力などの再生可能エネルギー産業の中心地として発展した。現在、ザクセン州は連邦全体の産出量の40%を占めるほどの太陽エネルギー産業の中心地になっており、風力発電についても同様の状況にある。これらの持続可能な環境社会を実現するために、ザクセン州はその負担を実質的に市民に求めた。つまり、再生可能エネルギーを当時定められた価格で買い上げることを電力供給事業者に義務付け、そのために生じた電力価格の上昇を市民が負担することとなった。これは実質的な「増税」といえるものであり、選挙民に喜ばれるものではなかった。しかしその効果は明らかであったと首相はいう。コスト高のために競争力に劣った再生可能エネルギー生産を支援し、また、消費者はエネルギー使用(あるいは電気代)を減らす、いわゆる「エコ」な生活を模索した。また、中古物件のエネルギー収支の明示を義務付ける法律ができたこともあり、断熱仕様でない物件は市場価値を大きく下げることになった。結果として、エネルギー消費も大きく削減された。
http://www.desk.c.u-tokyo.ac.jp/j/d_071002.html


森林資源利用に関するサステナビリティ
について歴史上最初に言及されたのは 18 世紀初頭(1713 年出版)にドイツのザクセン地方のハンス・カール・フォン・カルロヴィッツ(Hans Carl von Carlowitz)によって書かれた“Sylvicultura oeconomica, oder haußwirthliche Nachricht und Naturmäßige Anweisung zur wilden Baum-Zucht”である。本書において、銀鉱山を管理する職にあったフォン・カルロヴィッツは、鉱山において木材の燃料としての過剰な利用により、ザクセン地方の森林管理が破綻しつつあることを指摘し、持続可能な森林経営の重要性を説いている。
http://www.21ppi.org/pdf/thesis/150331.pdf



持続可能性とは、1713年のドイツ/ザクセンにおいて、ハンス・カール・フォン・カルロヴィッツによってはじめて書物に収められた概念です。彼はフライベルク鉱山採掘の監督官庁の長官として任務にあたるとともに、鉱山経営によって大量消費する木材需要圧力(坑道の資材として、とりわけ鉱石を加工するために消費される燃料として)によって、周囲の森が荒廃してゆくことに問題意識を持ちました。周辺の森林が荒廃してゆくと、かさばり、重い木材をより遠くから集めなければならなくなり、鉱山の経営状況が年々悪化してゆきます。それゆえ、フォン・カルロヴィッツは、①森林を切ったら、植生・育成し、②育成して成長する分だけ伐採することを許す、というルールを体系化し、それを持続可能性(独語:Nachhaltigkeit)と定義しました。ここで使われた最初の持続可能性には、『将来世代の(経済的な安定性の)ために蓄えを保ち続ける』という文脈で使用されました。19世紀にそうした(将来世代のための)持続可能な林業という定義が書物とともに英語圏に移入されると、その際に、翻訳者は「構造物を梁などで支え続ける」という文脈で使用されていたサステイン(英語:Sustain)を充て、持続可能性という言葉はサスティナブル(Sustain+able)という用語に置き換えられています。しかし、そもそものこの言語は、自身だけが富をむさぼるのではなく、子どもたちの世代に蓄えを保ち続けるという文脈で、つまり将来世代に対する愛情から生み出された言葉です。