ジオパークにおけるESDを視野に入れて、「人間と自然のお付き合い」に関する学習をもっと発展させよう!という気持ちで、ポスター発表を出しました。
これまでの人間―環境システムの研究を、ジオパークに持ってきた感じです。
①知識や見方としての人間―環境システム(人間―環境相互作用学習)、
②知識+コンピテンシーの人間―環境システム(課題解決までが学習)
といった事例をドイツの教科書から提示し、それに対して日本のジオパークの教育はというと、
知識+「態度」を知識として学ぶ
というアプローチになっていて、②のような課題解決の観点が必要かと思われます。
また、ジオパークで扱う石の名前や生成プロセスなんていうのは、どうしても学習指導要領外の高度で専門的な内容です。だから、教育では使えないという課題があったわけですが、ESDのコンピテンシー育成の観点からアプローチすれば、「あるコンピテンシーを育成するために、そうした高度な内容も学習で取り扱う」ということにできるんではないでしょうか?
ジオパークが持っている教育ポテンシャル、もっと引き出したいところです。
@第3回日本ジオパーク全国大会(室戸大会)
2012年11月2日(金)~5日(月)