フェルメールは17世紀でA.v.フンボルトよりも前の時代の人、ですか。
17世紀の地理学を知りませんがおそらく、星空の星座の位置を研究するのが天文学なのに対して、地球上の山や海や大陸の配置などに関して研究するのが地理学者だったのではないかと想像します。
あの地理学者が手にコンパスを持っていることからもそう思われます。
ああして、地理学者が大きく広げられた地図を前に、何かを想ったり、考えたりする機会は減ったように思います、日本では。ドイツではいまでも健在です。
("Geographer", 21st century, Germany)
ちなみに、ベルリン自由大学時代の研究室には、フェルメール地理学者のと同じく地球儀がありました。また、絵の背景に描かれているような、重厚な書棚もありました。僕は本よりも食料保存用(カップラーメンとお箸と醤油保存)に使わせてもらいました。
日中に電気をつけることもなかったので、薄暗い研究室の雰囲気も懐かしく感じます。
今日でもドイツ人地理学者は窓際で地図を眺めていることでしょう。
あの絵の中にPCとセントラルヒーティングの配管が加筆されたら、そのまま現在のドイツ人地理学者の研究室といえそうです。
今日でもドイツ人地理学者は窓際で地図を眺めていることでしょう。
あの絵の中にPCとセントラルヒーティングの配管が加筆されたら、そのまま現在のドイツ人地理学者の研究室といえそうです。